つぶてソングの集いスペシャル
〜復興と希望を歌う〜
第10回 音楽の架け橋 in ふくしま
ビデオレター収録

東京に桜が咲き始めた3月22日(月)、松原混声は「つぶてソングの集いスペシャル 〜復興と希望を歌う〜 第10回音楽の架け橋 inふくしま」の、ビデオレター収録に参加しました。

「つぶてソング」は、ご自身も福島で被災されながら震災直後からTwitterで発信され続けた、後に「詩の礫」としてまとめられる、詩人・和合亮一さんの言葉に、作曲家・新実徳英さんが強く心を動かされて作曲した、12曲からなる曲集です。最初は新実徳英さんご自身の独唱で(ピアノ伴奏は作曲家の名田綾子さん)、その後、松原混声が斉唱でYoutubeで3曲を発表しました。楽譜も斉唱版が3曲ずつのVol.1~4として東京ハッスルコピーから、その後、混声・女声・男声版の合唱曲が6曲ずつの第1集、第2集が、音楽之友社から出版されています。

そのつぶてソングを歌い継いでいる「つぶてソングの集い」は、2011年3月11日の東日本大震災の後、まずは東京の杉並から、その後は、郡山、南相馬、名取、福島市、そしてまた杉並と各地から被災地に音楽でエールを送り続けているプロジェクトです。松原混声はこれまで、杉並での会だけでなく、南相馬や福島市にも呼んでいただいて、いらか会合唱団さん、男声合唱団TOKEIさんと一緒に、つぶてソングや、同じく和合さん、新実さんによる作品である「決意」などを演奏してきました。(2018年の演奏をYoutubeの松原混声チャンネルで公開しています)

新実徳英先生&清水敬一先生、収録前に。

第10回となる今回、新型コロナ感染症拡大防止のため、福島へうかがって演奏に参加することは叶いませんでしたが、最初の発信地である杉並公会堂から、ビデオレターという形で演奏を届けていただけることは本当にありがたいことです。現状を考えると、ホールを利用しての収録というかたちを実現することには大変なご苦労があったことと思います。この価値あるプロジェクトの全てを取り仕切っておられる浜中康子さんをはじめ、主催者である「つぶてソングの集い」プロジェクトの皆様、当日の収録を支えてくださったスタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。

4月18日、ふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂)で、ビデオ越し、そしてマスク越しをものともせず、私たちのエールがふくしまの皆様に届きますよう、集いのご成功をお祈りしています。そして次回は是非、生の歌声をお届けできますように!


つぶてソングの集いスペシャル
〜復興と希望を歌う〜
第10回 音楽の架け橋 in ふくしま

2021年4月18日(日)14:00開演(13:30開場)
ふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂)大ホール

出演:
和合亮一(朗読・お話)
新実徳英(指揮・お話)
浜中康子(ピアノ)
朝岡 聡(司会)

松井康司(バリトン)
井上由紀(ソプラノ)
波多野睦美(メゾソプラノ)
小林美恵(ヴァイオリン)
鷹羽弘晃(ピアノ)
永井由比(フルート)
村田厚生(トロンボーン)

福島へのビデオレター《希望のうた》
収録 2021年3月22日 杉並公会堂大ホール

出演:
松原混声合唱団
いらか会合唱団&男声合唱団TOKEI
桐朋学園芸術短期大学 器楽アンサンブル
志村寿一(ヴァイオリン)
中村孝志(トランペット)
大軒由敬(チェロ)

主催:「つぶてソングの集い」プロジェクト
監修:新実徳英
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団