うたまつり 曲目紹介④ ブラームス「愛の歌」

ドイツレクイエム初演と同じ1869年の作品。ピアノ連弾と混声四重唱で初演されたが今では広く合唱でも歌われている。愛にまつわる悲喜交々が時に優美に、時にドラマティックに語られる。途中には女声のみ/男声のみなどの編成の変化もあり、全18曲があっという間に感じられる楽しい曲集。

18曲の曲名を挙げるだけでも何となく雰囲気を感じていただけるかもと思い、以下に列挙します。曲名は全て音楽之友社刊「ブラームス合唱曲集Ⅱ(須賀靖和編)」に拠ります。

1.答えよ、あまりにも可愛い乙女よ
2.岸辺には大波がざわめく
3.おお 女達よ 女性達はかくも喜びをしたたらすもの。
4.美しき真赤な夕焼の如く
5.緑のホップのつる
6.小さな、可愛らしい鳥が果樹園に向ってとんでいった。
7.以前私の生活は非常にすばらしかった。
8.汝の瞳が、そんなにもやさしく、そんなに可愛いく私をみると、
9.ドナウ河岸辺に、一棟の家があり、
10.オゝ 泉は草原を通ってなんと柔かく曲りくねっていることであろう。
11.いやだ 世人と親しむことは出来ない。
12.さあ、錠前師よ、錠前を作れ
13.小鳥は空中をざわめき通り
14.見よ!何んと波が澄んでいることよ!
15.小夜啼鳥は、星がきらめく頃には、非常にきれいに歌う。
16.愛は暗い杭である。
17.散歩するなかれ、私の光明よ、
18.灌木林が揺れる

以上です。出版が1958年の楽譜ですので、現代では使用頻度の少ない日本語もありますが何卒ご容赦を。本番はもちろんドイツ語で歌います。会場で是非お楽しみください!